キハ26・414
競作の課題車輌です。
第二回競作のテーマ選定はかなり密室的に行われましたが、これは阪鉄車輌としても利害が一致しております。
他のメンバーのみなさん、すみませーん。
キハ26 401〜
国鉄最初の準急用気動車です。
55系気動車のもとグリーン車キロ25です。ナンバーは福フチに最後までいた414に決定しました。
資料が少ないので想像部分が多いのですが、両ホーン原型・正面ホロありとします。
フェニックスやFUJIキットを組み立てたものと編成にすることにしました。
なので仕上げなどは真鍮キットに揃えるようにします。
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ペーパーキットですので、真鍮キットのような表現がキットで行われていない部分があります。
それはHゴムです。
55系気動車の正面はすべてHゴム支持であるため、この表現をどうするか、非常に悩みます。
またキロの狭窓ズラリは二段窓でなくてよかったのですが、キハ26・55の101台と同様に窓回り段面に丸みがあります。
これを表現するかどうか、表現するにはどうするか。なかなか難問です。
とりあえずキットに着手
プレスボードの部品について、まずサーフェイサーを吹きました。
写真は二度塗りして#800で磨いたところです。
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プレスボードを抜きおとししたふちが、盛り上がっているため、サフェイサーを多めに吹きました。
一般にペーパー車輌ではサーフェイサーの塗りを薄くするのがシャープな出来につながるようですが、ペーパーキットでも同じなのでしょうか。
私はよくわかりませんが、ハコになったとき水砥ぎをしたいのでサーフェイサーは何度となく塗ることになると思います。
これで競作企画最初のチェックポイント「5月末までに着工」はクリアできました。
客室・窓回りテーパー表現と車体組立て
55系気動車はウインドシルもへッダーもなくてラクなのですが、窓の回りに10系客車ゆずりのテーパーがあります。
無視できなくもないのですが、同時並行しているFUJIのキハ55・キハ26には表現されているのであわせざるを得ません。
やすりで断面を斜めに削るのですが、この紙一枚だけの状態で作業するのは危険なので補強材を裏付けてからにします。
そこでまずドアを貼り付けますが・・・・
キットのドアパーツは窓が少し小さいことと、タブレット保護を取り付けるドアと通常のドアが同じパーツになっています。
これは、やはりおかしいのでドアは自作してFUJIに似せてみました。
左は通常のドア用です。
右は保護棒用に窓が凹んだドアです。一応真鍮キットに用意したものと同様に0.5mmの板から作成しました。
ついでにドアレールも付けてみました。
車体にエポキシで貼り付けました。
補強材について、車体スソ側はキットの角材を使用せず4×4の真鍮アングルを使用します。
正面部分、接着剤が固まるまでバイスで35mm幅で締めているところです。
この写真を撮影したときには気づかず、車体を組み立ててからわかったのですが三面折妻の各面が当然すべて垂直でなければならないのですが左側(助手台側)の面が少し後傾していました・・・・・。
側面窓のテーパー処理を行った後、正面と妻板をあわせました。
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車体幅35mmを維持できるよう角材で補強しました。
これから継ぎ目調整や屋根板作業に入りたいところですが、正面折妻の面出し修正作業が必要になってしまいました。
屋根板加工
屋根板を仕上げます。
屋根板の幅や断面を調整後、正面側を3面折り妻の形にしました。
ヘッドライトケースの穴の径は、ほとんど屋根板厚と同じになります。
そのまま穴をあけると裂けそうなので、補強と弾力性を板に持たせるために瞬間接着剤を板にしみ込ませました。
ヘッドライトケースと両脇のホーンの穴をあけました。
形を整えサーフェイサーで木目を消してゆきます。
色がヘンになりましたが、写真は排気管用のへこみです。
屋根板の裏から2.5mmの穴をあけ、ヤスリで拡げました。
平面図をみるとキハ26401はもとキロであったため排気管が車体側面ぎりぎりに設置されています。
そのため排気管の切り込みが深いのが特徴のようです。
エポキシ接着剤で屋根板を車体に貼り付け耐水ペーパーで磨くとサーフェイサーをかなり削ってしまいました。
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まだ車体と屋根板に隙間があるのでエポキシを盛って修正が必要のようです。