クモハ12055・製作記録(1)
この車輌は可部線で最後を迎えた姿を想定しました。
1976.3.31の「さよなら17メートル電車」に使用された4両のうち1両です。
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1.バラし前
15年前からこの状態で休止していました。酸化して変な色です。
車体に赤で「ト」とあるのは戸袋窓位置です。
2.バラバラになりました。
シル・ヘッダーは一部再利用不可となりました。
3.二段窓表現
ピノチオのキットは窓サッシも車体のプレスで表現しています。
試しに下段窓サッシをけずり落としましたが、裏にかえりが残りました。
これが裏に下段用のサッシ板を張る際にやっかいなことになります。
4.二段窓下段けずりおとし
下段をけずり落としたようすです。
そのままですと、さすがにたよりないのでドアをはんだ付けした後に、けずりました。
5.二段窓下段貼り付け
適当に切り出した0.3ミリ板をプレスのかえりにめげず、貼り付けました。
このため下段窓サッシの平面性に難点が発生しました。
今回はあきらめ、次作で何らかの工夫を考えることにしました。
6.妻板加工
なぜかピノチオキットの妻はスソが一直線です。30・31・32・50系は、何らかの形で
スソが下がっています。よって真鍮板でスソ延長しました。
一直線なのは33・34や40・42以降ですよね。
7.組み上げ
以外とオデコパーツが合わず苦労しました。
8.シル・ヘッダー・あまとい
ここまで作業してやっと15年前の状態より前に進みました。
正面あまどいは引抜き二段あまどいを焼きなまして整形しました。
いつのまにか車体は真鍮色に輝くようになりました。
9.ハコサボなど
ハコサボはいさみやのパーツです。実物の写真を良く見るとサボ受けの真中に一本たてにあります。
どうしても無視できず市販のパーツもないようなので0.3ミリ板から切り出しました。
インターネットで鶴見線支線のクモハ12の写真はたくさんありましたのでディテールの参考になりました。
貫通側もホロワクがないとマヌケな感じでしたがエコーの飯田線用を仮止めしてみるといい感じになりました。
10.床板
中央の梁を付けた以外はスペーサーを設置しただけです。
11.床下
床下機器は日光のモハ用です。
乗務員ステップの高さ位置を失敗したのでこの後修正しています。
12.直通管配管
いさみやの割ピンを使用して配管してみました。
可部線の特徴エアホースと解放テコの装備をしました。
乗務員ステップは取付け高さを調整しました。
クツズリはピノチオパーツを使用するとリベットにかぶるためKSのステンレス製を使用しました。