クハ47155製作進捗
競作企画でクモハユニ44を製作していますが、単独で組む相手がいないのでクハを製作します。
他は、32系クハ47や42系クハ47100番台を相棒にしたり、編成ものにしようとしている人もいます。
狭窓ズラリのクハの二段窓化は大変なのでできるだけ窓の少ない、流電サロハ66改造のクハ47155にしました。
たまたま、谷川のサハ48のキットの在庫があったのでこれを改造することにしました。
クハ47155は最後は静ママでしたがその前は静ヌマいたようなのでクモハユニ44と同時期に存在したことにしました。
クハ47155は飯田線のつもりで作成するのですが、遠めには静ヌマも静ママも区別できないということで、我が天竜川電鉄では共通運用にしてしまいます。
このへんが、えぇかげんなのですが、約1/80ということで許してもらいます。
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1.車体組み立て
新品真鍮キットに手をつけるのは久々です。
ピカピカのはんだを知らない真鍮車体に手をつけます。
プレスの返りを削りました。アメリカの師匠もやってます。
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新しいキットは、とても気持ちよくハンダが流れます。
ちょっと流しすぎましたが、タニカワの車体は板厚があるせいかはんだを流しても歪みが少なく、がっちりできそうです。
タニカワキット添付のドアは腰板部分のプレスが甘くかっこ悪いので、クモヤ22用の買ったKSのドアパーツの余りを使用しました。前と後ろでドアの形状が異なります。
2.正面
キットの連結面側のツマイタはそのまま使用します。
正面は自作することにしました。
断面はキットの妻板のコピーをとればよいので簡単です。
谷川のキットの真似をして表(0.4mm厚)と内張り(0.3mm厚)を同じ大きさにしようと思いましたが、乗務員扉の位置の関係で正面の表(外板)を車体断面の大きさに切り出すことにしました。
実物写真から割出した寸法でサッシの太さを決めました。3枚とも異なるヘンテコな車輌です。
運行窓は0.3mm板を貼り付けてから切り抜きました。
裏側です。谷川のキットの真似をして内貼り穴をあけてそこからハンダを流しました。
この流電の中間車は車体の角がかなり丸められているので、やすりしろ用に角線をふちにつけました。
正面を車体に接合し、乗務員扉用に穴をイトノコで広げました。
もともとの700mm窓の残りは埋める必要があります。
正面は接合前に箱サボ・ジャンパ栓受けの台・中央窓の空気取り入れ口などをつけておきました。
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乗務員扉はエコーのパーツを利用です。腰板部分に帯板をつけて桟を表現しました。
乗務員扉直後の窓埋めはとりあえず真鍮板でふたをした状態です。
この状態からきれいに継ぎ目を消すことができるのでしょうか。
運行窓の枠は正面をハンダ付けしているうちに溶けて動いてしまったため、再度ハンダつけしたのでまわりにはんだが残ってしまいました。
2.二段窓表現
キットのサッシの下段をやすりで削り落とします。戸袋窓のサッシを誤って削らないようにします。
手前の8mm幅0.3mm厚の真鍮板からサッシを切り出します。
二段化表現できました。立体感を得ることが出来るのですが、この作業は地道なので嫌いです。
でも下段サッシは外板から0.7〜0.6mmオフセットされるため明らかにオーバースケールなんですが、表現しないよりはましと思うことにしています。
3.アングル固定
エコーモデルのアングル固定ジグでアングルを仮止めし、ハンダつけしました。
アングルを固定すると俄然車体強度はあがり、しっかりしたものになりました。
妻の角を丸めました。乗務員扉直後の客用窓を埋めた跡ががまだわかりますね。
4.アマドイ固定
アマドイを貼り付ける前に側面を耐水ペーパーで水研ぎしました。
このキットは窓のプレス抜きの角がダルな感じなのですこしでも角を出そうと思いました。
この後は妻板上部のキャンバス押えを表現します。
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