クハ47155製作進捗(2)
谷川のサハ48のキットの在庫があったのでこれを改造してクハ47155にすることにしました。
5.ディテールなど
妻キャンバス押え
この電車はもともと張り上げ屋根でしたが、のちの改造でキャンバス屋根になっています。
実物写真をみると切妻客車のキャンバス押えににているようで異なり、73系のそれとも違います。
他のキットのウィンドヘッダー用の帯板がちょうどよい幅でしたのでこれを利用しました。
まずKSのあまといの、でっぱていた部分を短く切断しこれを妻面に折り曲げます。
焼きなました帯板をはんだつけしました。
さらに特徴である落とし口を、同じ帯板の短いものを上に貼り付けてみました。
正確な寸法はわからないので、実物写真を見ながらの作業です。
連結面側も同様です。
流電は貫通扉上にルーバーがあるのですが、キャンバス屋根改造されたものは埋められているようなので貼り付けませんでした.
トイレの空気抜きはピノチオの32系用のロストパーツです。
幌わくは、あまりできがよくないのですが、自作です。
たてとい
シル・ヘッダーのある旧型国電の平たいたてどいはシル・ヘッダーの厚みだけ車体からういています。
このクハ47155は全金タイプのシル・ヘッダーのない電車ですが、たてどいはういているようです。
クハ47151の実物写真をみると、たてどいに足がバッチリ写っていました。
クハ47155も同様であろうということで、帯板の裏に0.3mm真鍮線をハンダつけして少し断面を平たくしました。
車体にハンダつけしました。写真は少しピンボケですが足の存在が認められ、実物どおりあまといは車体からうきました。
とりつけ強度に問題ありです。ペーパー車輌では厳しいと思います。
手すり
旧型国電のクモハの運転台側は穴だらけで、いつもケガイた穴の位置がわからなくなったりします。
今回はクハなのですが、クモハのように屋根へあがる手かけがあり、乗務員扉の左右に手すりがあります。
普通のクモハであれば乗務員扉左の手すりはないのですが。
USの師匠が紹介している、真鍮にケガク時に地肌へのキズを少なくするための技をいただきました。
マジックペンで塗ってその上からケガキ針で印を入れます。とても軽くケガイてもはっきり印が見えます。
これはまさにマジックです。
手すりが付きました。
ヘッドライトはエンドウの101系用です。
くつずりはピノチオのものをつけました。
さらに屋根に水切りがついていたので0.5mm角線を貼りつけました。
屋根先端中央に手すりのようなものが見えるので、想像でつけました。
床下
日光モデルの旧型制御車(B)を使用しました。
車体スソに見える配管はわかる範囲で0.4mm線をワリピンで設置しました。
床下ははっきりした写真は公式側はあるのですが、反対側がなく、想像です。
台枠も中央の梁だけ1・3・1チャンネルで表現しただけの手抜きです。
釣合空気タンクはいさみやのパーツです。
反対側の二連のジャンパ栓はシャンパーケーブル付きにするため、車体側に固定するため床板につけていません。
連休の作業はここまで、仮組してみました。
こちら側の床下は想像です。日光の添付図面を参考にしました。
釣合空気溜めの位置が前すぎたような気がします。少し目立ちすぎですね。
右のジャンパ栓とジャンパ線受けは未取り付けです。
09/12
連結面側は締切コックは略しています。
最盛期の国鉄車両 戦前型旧性能電車を眺めていたら、クハ47155の側面床下に検水コックのようなものがあるのに気づきました。どのような形なのかよくわからないのですがエコーからロストのパーツがあったのでつけてみました。
パーツは客車用のようなのですが。。。
水タンクに対して何か操作をするので棒を0.3mm線で渡しました。
でも水タンクにどのように関係するのかよくわかりません。
近所の生田緑地にある、スハ42047の床下を見たのですがよくわかりません。
客車でも、なんかわけわからんものがたくさんついています。
中央水タンクから左右に2本棒がのびており表から見るとレバーになっています。
6.塗装
クモハユニ44とあわせて塗装することにしました。
まず内装色ですが、この電車はニス色の内装です。
ニス色はマッハもいさみやにもありません。
適当にスプレーを買ってきてテストしてみました。
左から、ミスターカラー「艦艇色」・タミヤカラー「NATOブラウン」・タミヤカラー「マルーン」
マルーンは紫がかかった全検上がりの阪急電車みたいな色でした×。
NATOブラウンは大体何に塗装する色なのかよくわからないのですが、悪くない色でした。少し茶色がきついので△。
艦艇色はもっと赤いのかと思ったのですが、これが一番気に入りました。
12/19
写真をみるとぶどう色もたいですが、もっと赤いです。
貫通扉を内装色にします。
スカクリームをふいたところ
12/27
やっとの思いでスカ青を吹きました。
クモハユニ44に比べると凸凹の少ない車体のため、にじみ・吹き込みを少なかったようですが・・・・
1/10
どうも手すりまわりの塗りわけがよくないです。要修正です。
このようにスカ色になってから写真の露出修整が難しくなりました。そういえば昔、飯田線の写真をよく撮りに行ってたころコダクロームやエクタクロームで露出に苦労したことを思い出しました。
クリームに合わせると床下がつぶれ、青に合わせると窓サッシがとんでしまったものでした。
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