いさみやロコワークス・ペーパーキット
オハ50系製作記録(3)
4.ユニットサッシ
いさみやロコワークス・ペーパーキット最大の特徴であるユニットサッシに手をつけました。
少しピンボケですが、これがユニットサッシ外枠です。
0.1mmくらいの真鍮板をプレスで加工されています。
でっぱった部分がユニットサッシの車体外枠となります。
実車はユニットサッシを車体外側からはめていると思いますが、模型は逆に車体内側からユニット枠の大きさの窓穴にはめます。
したがってプレス表現された部分のカドが丸いとユニットサッシ外枠がダルい表現になってしまいます。
ダルさを少しでも軽減させるため#1000耐水ペーパーで研磨することにしましたので、内側にぴったりはまる角材を切り出してはめ込んだところです。
水研ぎすると木材は膨張するので防水の目的も兼ねて瞬着を染み込ませています。
あまり研ぎすぎると穴があいてきますのである程度でやめて、いさみやのカラープライマーを吹きました。
車体にはめてみました。
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ちょっと角が甘いようですが、これが限界です。
角はともかくサッシを裏から貼り付けた際、ユニットサッシ外枠からのサッシまでの段差がペーパーや真鍮車体ではありえない0.1mmになるはずですので、これが最大の特徴なんでしょうね。
塗装後のサッシ固定時の状態に期待することにします。
5.ディテールパーツ作業
ぼちぼち進めます。
0.8mm真鍮帯板にて雨どいを貼り付けました。
50系は、やや張り上げっぽい車体であるため側板から屋根カーブに差しかかるあたりに雨といが設置されます。
普通に貼るのは難しいのでまず妻板にタテドイをエポキシ接着剤で固定しました。
その後、妻板の形状に曲げた雨といを木工用接着剤で仮止めし、その上から瞬着を流すことにしました。
酢酸ビニル・エマルジョンの重合中、指で押さえている間に、シアノ・アクリレートはエマルジョンに含まれている水分にてラジカル反応しておるようです。発熱は強烈でハンダつけほどではありませんが熱を発生させ帯板が熱くなります。
しかし固まると結構分厚くなったりして、工法としてはイマイチでした。
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タテドイがついたのでホロを仮固定してみました。50系ぽい表情になってきました。
5.車体ディテール作業
このあと細かい作業です。
目標は真鍮完成品やTOMIXとの差別化?なのですが・・・
やはりHゴム表現がないのは、いかんだろうと考えました。
そこで、乗務員扉に使用したPLUSのフィルムラベルをまたまた利用することにしました。
WORDの描画です。オートシェイプのサイズ指定で調整してます。
これを切り抜き貼り付ければカンタンだと思いついたのですが・・・・。
客用ドア横の白いわくは、点検用フタのまわりの枠です。
点検用フタはKSのエッチングパーツを使用します。
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まぁまぁか、それ以下の仕上がりなんですが、やはりHゴム表現があるとずっと実感的になります。
幕板の方向幕窓は50系の場合、ずっと車体色でメクラのままでした。したがってHゴムだけを貼り付けています。
窓のHゴムには瞬着を流してヤスリ仕上げが必要ですね。
このペーパーキットを着手した理由はここにもあります。
前作113系の使用したサボ受けパーツが大量に余っております。
一枚500円もしたので、できるだけ有効に使いたいです。
実は右側のサボ受けにサボが入った状態?のパーツを消化させるのが目的でした。
しかし50系5輌だけではまだまだ余ってしまいます。というわけで12系客車も作成しますです。
以下はパーツ取り付けをしたオハフ50です。
エコーの客車用テールライトNo1725をパイプに収容して妻板にいれました。
標識灯かけは0.5mmの帯板です。
貫通路さん板は貫通扉から充分離れて浮いている感じが表現できました。
市販製品に対するアドバンテージは唯一これだけですね・・・・。
反対側(トイレ側)の妻板には手かけがあったり銘板が貼ってあります。
手かけの最下段?は新性能電車用の折畳ステップです。
以下はパーツ取り付けをしたオハ50です。
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最後まで残った問題はホロ吊りをどう表現するかですね。
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