身延線・モハ62系電車製作記録(8)

6.塗装(続き)

内装色を塗ったので、連結面貫通扉を残してマスキングしました。

当然窓から車内に塗装がかかると内装色を吹いた意味がありませんので内側から窓を塞ぎます。
このとき窓をマスキングテープでべったり塞ぐと、マスキングテープの上に塗装が幕のようにつき、マスキングテープをはがしても幕のように残ることがあります。
したがいまして窓から少し浮く感じで古新聞などを短冊にしたものを車体内側から貼り付けます。
あまり浮かすと吹き込みますのでこの浮き加減が難しいところです。

さて113の方向幕を埋めた後は以外に残っておりました。
よってラッカーサーフェイサーを吹き#1500のペーパーで仕上げました。
下地の淡緑が見えてきたら研磨をやめます。


北千住のFUJIモデルの店頭で見かけました。
何かに使えると思って買っておきました。
これで両開き客扉の戸あたりゴムをマスキングにて表現してみます。
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サーフェイサー・水研ぎ、ライトグレーを扉に吹いたあと、スカ・クリームを塗装しました。

休日に雨が降るのでなかなかスカ・ブルーの塗装ができませんがマスキングに着手します。

A4などの用紙を2穴バインダーなどに綴じるための穴あけ器です。
家にもありました。会社にあるもののほうが切れ味はよいのですが・・・。

クハ111や115などのスカ・クリームとスカ・ブルーの塗わけ線のうち正面パノラミックウィンドウの角上に比較的大きなRがあります。
これをマスキングテープで表現するために、マスキングテープを不要なブニール袋などに貼り付けて穴あけ器で打ち抜きます。
通常ゴミとして捨ててしまう丸い打ちカスを1/4円に切って使います。

マスキングは一日がかりでした。
私のもっとも嫌いな作業なので時間ばかり要してしまいます。

阪鉄車輌工場・塗装職場です。
ホビーメイトオカ方式の車体吊りハリガネを使うようになって、今までのように塗装台から転落する事故はなくなりました。
となりのマンションも修繕のため外装再塗装の作業のため足場を組んでおります。
となりも盛大に塗装するので1/80模型の塗装も許してもらえます?
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塗り終えました。
すぐにマスキングをはがしたいところですがある程度乾燥させてからにします。


マスキングテープを除去したみました。ホロワクまわりに吹き込みがあります。
貫通扉窓は塗幕がホントに幕になりました。完全に乾燥してからバリとりです。

票差し部分はやはり塗わけ線がぼやけてしまいました。マスキングが浮いていたと思われます
乗務員手すりのマスキングはまぁまぁといったところでしょうか。

一番の衝撃はマスキングをはがしたところ、なんと真鍮の地肌が出てしまいました。ぎゃー。

モハは大きなトラブルなく、細かな吹き込み程度でした。
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戸あたりゴムのグレーはなかなか効果がありました。

さて、後は完全に乾燥してから#2000耐水ペーパーで吹き込みの削りとりや塗わけ線の修正を行い、クリアーを吹きます。
よってこれらの失敗でめげてはいけないのです。

次は仕上げっ