クモユ141製作記録(3)
阪鉄車輌はじめての新性能電車です。
実物は、新性能郵便専用車なので郵政省所有の電車です。
当初、大ミハにもいてクモニ83と組んで走っていたらしいです。
そんなことは、どうでもよくて私はエッチング板から作成しなければいけない在庫を多数抱えているのですが、これらの作成上の最大の難関は屋根の曲げです。
クモル23050のときは屋根部分の長さが短いので、ごまかせたのですが、普通の車輌はそうはゆきません。
折り曲げ機がほしいなぁ。でも高いなぁ。と、思っていたときUSの師匠からの勧めで買ってしまいました。
5.下回り・ディテールなど
クモユ141は製造当初から台車にスノープロウが装備されていたようです。
正確な図面はなかったのでクモユ141実物写真やクハ115のものやクハ86の図面を参考に作成しました。
スノープロー先端から中心部補強板を左右からパイプが貫通しているようでしたのでエコーの1.2mmパイプを使用しました。
スノープロウとしては少しデカすぎました。
クモユ141の床下機器を設置したいところですが、いまいち資料が少なく自分でも整理がつかないので、後回しとします。
クモニ83はT車として作成しています。
窓が多い電車なので、荷物車独特の床板表現をしてみることにしました。
0.6mm角材をとにかく貼り付けました。あまりキレイな等間隔になりませんでしたが、ちらっと見える分にはこれでもいいことにしました。
せっかくなので床板は明るい色に塗ることにしました。
クモニ83の乗務員ステップはキットのエッチングパーツのままではあまりにも強度が無さすぎるので適当な帯板で裏打ちしました。
クモユ141のスノープロウはやはり目立ちすぎですね。
9/19
床下の空気管のコックはウィストのロストパーツを使用してみました。
6.床下機器
クモユ141の床下は資料が少なく不明な点が多い上、市販パーツで新性能1M電車のものは少なかったので随分悩みました。
最終的にはモハ112と113の床下機器とエコーの旧国用パーツなどを組み合わせて、でっち上げました。
抵抗器のハコはエンドウのモハ112用の抵抗器パーツから切り取ったハコ部分です。
抵抗器の手前の弱め界磁回路のハコは真鍮板で自作しました。
抵抗器のむこうにあるMGはエコーのパーツにモハ112抵抗器ダクト部分を組み合わせました。
反対側です。
制御機はエコーCS10の表面を削って平らにしたものです。
10/10
かなりウソくさい床下ですが、なんとか雰囲気は出たと思います。
並行して手をつけているクモユニ147とともに、西湘車輌さんにはずいぶん相談にのってもらいました。ありがとうございました。
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