クモハユニ44803・製作記録(4)
いわずと知れた身延線の合造電車です。
もうペーパーキットはやめたつもりでしたが、いさみやの店頭で見かけてほしくなりました。
ひとりで作成するのも淋しいので仲間を引きずり込むことにし、競作企画を提案しました。
三人が参加することになりました。うち二人はHPに作業を掲載されています。
関東方面幹事
関西方面からの参戦

13.ヘッドライト点灯化
当初そんなつもりはなかったのですが、師匠の京阪電車を見ているうちに、やはり点灯化するしかないと思いはじめました。
点灯はあきらめていたのでエコーのホワイトメタル250Wをパーツとして使用しています。
これにKSの光導ファイバーを通してテストしてみました。

この写真を見ると明るそうですが、これは露出の関係でそう見えるだけです。

師匠のいうとおり、少し暗い・・・・・。
でもこのホワイトメタルにLED埋め込むのは厳しいし、米粒球でライトケース貫通させる決心もできない。
光らないよりマシか・・・・・。

14.塗装
締め切りも近くなり、塗装することにしました。
クモル23以来久々なので、下回りから行います。


台車から車輪を外して、踏面をマスキングゾルでマスキングしました。
ピポット軸の車輪は車軸に車輪を圧入しているのでそのままの形です。
プレーン軸の車輪は車輪を車軸からはずして、塗装用につまよう枝に串刺しにしておきました。


いさみやの半つや黒を吹きました。
写真には一緒にクモハ53・クハ47・クハ68のものも写っています。


台車を組んだところです。
車軸や輪芯のメッキが光るとおもちゃっぽく見えるので面倒ですが車輪も塗ることにしています。
輪芯を塗ると本当はスポーク車輪なのに黒くなってよくわからないという効果?もあります。
クモハ53用DT13のMPギア部分の車輪をぬるかどうか迷ったのですが、今回は塗りませんでした。


写真はTR23です。排障器の部分はマッハの黒染めで黒くしました。DT12のプレーン車軸もそうです。



下回りだけ組みました。この電車はインサイドギア&カンモーターです。モーターは荷物室で目立たなくなる予定。
前へ突き出しているのは、黒染めしたM台車用ボルスター兼カプラー台です。
特にペーパー車両の場合、連結器を車体側に取り付ける誘惑に駆られますが、重い金属車両などとの連結運転での衝撃・荷重に備え連結器は床板側懸架としました。

12/12
この車両の見せ場?は美しいニス仕上げの床板なのでじゃまなモーター配線は一旦床下へ出し、モーター付近でまた床上へ出すようにしました。


内装塗装

乗務員室・荷物室・郵便室までは淡緑です。
客室はニス塗りなのでまずここまで塗りました。
屋根裏の穴はウェイトやライトケースを固定するために開けました。
12/19
ほかの真鍮車両と比べると軽すぎるのでウェイトとして1.5mmの鉛板を2枚を前後の天井に貼り付けることにしました。
写真中央はヘッドライト用ライトケースです。郵便室の天井に取り付けます。


車体塗装

貫通扉を内装色にしようと思い、淡緑を吹きました。
実物の色はどうなのかわかりませんが、連結面がスカ色の青一色もヘンかなと・・・・


他の3両とあわせてマスキングをしました。
外装塗装から内装を守るために新聞紙で窓を内側から塞ぎました。
テープを直接窓の内側から張ると塗装が幕のようになりますので、新聞紙を微妙に車体内側から浮かせます。

12/27
なんとかスカ・クリームを吹きました。
これからスカ・青を吹く前に複雑なマスキングです。


連休なので塗装しようと思いましたが、マスキングは予想以上に時間を要し、その結果は少し残念なものになりました。

このくらいの写真だと、きれいな感じにみえますが・・・・

どうも凸凹の激しい車輌だけに案の定、吹き込み・にじみが発生しました。

正面ウインドヘッダーが塗りわけ線にもかかわらず色の境界が波打っています。
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努力の甲斐あって、連結面貫通ドアに内装色を残せたことだけが唯一成功でした。

屋根塗装の前に、修正・レタリング・トップコートを行う予定です。


インレタを貼り付け、屋根も塗装できました。
しかしもとの塗装がいまいちな上、インレタ修正時にスカ青が剥がれたりして大変でした。
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正面の塗りわけも修正したおかげで少しはマシになりました。
やはり、この塗装という瞬間芸は経験をつまないとうまくならないですね。