キハ81製作記録(阪鉄車輌)E
製作記録は私とX氏のものをそれぞれ独立して掲載します。

2009.08.09

塗装しようと思いましたが、残っていた作業がありました。


台車は一番形態の似ている日光のTR59を使用するしかありません。
しかしTR59は所詮電車用台車で、気動車台車のDT31/TR68とは異なる部分があります。
写真は日光製DT22とTR59の枕ばね部分です。揺れ枕つりの長さは同じくらいですね。
国鉄気動車・国鉄電車の見分け方は、側受けの形態です。
気動車は段突つき円筒形で、電車は台形状の形をしております。一目でわかります。
さてKATOのキハ82の台車はちゃんとDT31/TR68になっており、側受けの形態も気動車のカタチを表現しております。
ここはやはり改造するしかありません。

台形側受けから削りだしました。また先頭側台車にはスピードメーターケーブルがありましたので設置しました。
実は先頭側台車には反対側にもスピードメーターケーブル状のものがあったのでこの後設置しました。
これで塗装できます。

下回りは、いさみやのカラープライマー黒で塗装しました。
床下機器のうちグレーのものははずしておいて、いさみやのカラープライマー白で塗装し灰色を塗装しました。

手前は黒染めしたパーツ。奥は内装系です。
グレーで塗装した機器類は接着剤で固定しようかと思いましたが、台枠表現してしまったため接着面がすくなくなってしまいました。
したがってネジ止めにしました。ネジはエンドウの113系用床下機器セットから大量に余ったセルフタッピングねじを利用しました。


先頭台車反対側には円錐形のギアケースよりスピードメーターケーブル状のものがありましたので、自作しました。
なおこの台車はディスクブレーキになっているのでブレーキシューは切り落としました。
車輪輪心にはディスクローターがあり金属色で輝いておりますので、これは別パーツにて表現の予定です。


乗務員室ユニットです。床の中央にボルスターネジを避けるために穴あけが必要でした。


車体本体はクリームまで塗装できました。実はここまでで四色吹いています。
 車体全体;いさみやカラープライマー白
  ↓
 乗務員室内;淡緑
 乗務員室内マスキング
  ↓
 客室内;新京成キャンディピンク
 客室内マスキング
  ↓
 エンジンルーム内;グレー
 エンジンルーム内マスキング
  ↓
 側面窓ガラス押さえ;グレー
 側面窓周囲断面マスキング
  ↓
 車体外全体;特急クリーム

特に側面窓ガラス押さえはKATOのキハ80系では、大げさなくらい強調して表現していますので、あたかもHゴム状態です。
キハ81はKATOとのバランスを考え、ガラス押さえのゴム表現をすることを考えました。
キハ81は車体外板の断面を塗装することで表現することにしましたので、実物に近い感じになることを期待します。
というわけで側窓にヘンテコリンなマスキングがあります。


アンチローリングのダンパーやリンクはKATOのパーツを接着しました。
スチロール系の樹脂でないため通常のラッカーシンナーでは溶けません。
次は特急赤の塗装です。正面両サイドの特急ウィング塗装のマスキングが悩ましいですね。

2009.08.16

赤を塗装そます。

マスキングがえぇ加減なんですね。
この程度のマスキングで吹き込みまくりです。
でも#2000の耐水ペーパーで削ってしまいますです。


特急ウイング塗装は二回目のマスキングで塗りました。
0.4mmのマスキングテープだと太いかなと思いましたが、悪くはないようです。

特急塗装をしたのは、はじめてであったので嬉しくて嬉しくて、下回りと組み合わせてみました。
ヘッドライトは独特の涙目ライトケース、レンズはフクシマのものを利用しました。。しかし妙なデザインです。
エコーのシールドビームパーツ、レンズを裏から赤のマジックペンで塗ってみました。

乗務員扉サッシを洋白別パーツにしたのですが目立ちませんね。
JNRのマークは他へ持って行きようがなくてラジエーターの下にしたのでしょうか・・・。

2009.08.21

いよいよ明日が締め切りなのですが、まだ作業してます。

愛称板なんですが、取替えができるように自作していました。
どうもカタチが気に入らず(一番右)作り直しました。左から3つ分。
ちがいは下辺部分の形状をより平たくしました。

DMH17Gエンジン(ボンネット内設置)の塗装です。プラ用ラッカーで塗装しました。

イスも用意しました。今回は特急なのでシートカバーも懸けてみました。

で、組立てまして完成です。しかし正面の窓ガラス入れ大変でした。
愛称板も「くろしお」以外も用意してみました。愛称板作り直してちょっと印象よくなったと喜んでおります。
天王寺駅で「くろしお」以外の愛称板に掛けかえることはないんですが。

しかし、重すぎます。
一両で340gもあって、80倍の実物換算だと174tにもなり実物F級電機を軽く超えとります。
さて、これでようやく超弩級気動車竣工です〜。

競作竣工の儀へ