キハ81製作記録(阪鉄車輌)D
製作記録は私とX氏のものをそれぞれ独立して掲載します。

2009.07.26

屋根上配管をする前にボンネット両サイドのグリルをまだ埋めていませんでした。
結局ラジエーターグリルと同様にイトノコの歯を土台に帯板貼り重ね方式となりました。

少しピンボケですが、洋白帯板による下見板状態です。
スリット状のスキマはほとんど表現できませんでした・・・・。


キハ81は気動車のクセに屋上に配管があります。正確には配管跡ですね。
これは「はつかり」時代、常磐線経由であったため常磐線型列車無線アンテナを設置した名残ですね。
正確に配管がわかる写真がなかったため、「キハ81」をキーワードに画像検索した結果をすべて調査しました。

室内の仕切り板や乗務員室内装を作成しました。
乗務員室はラジエーター室との間の仕切り壁があります。
どうもこの仕切に発電用エンジンDMH17Gの制御パネルや配電制御パネルのハコが設置されているようです。
詳しいことはわかりませんが、仕切板の前にL字型に曲げた真鍮板を設置しました。
乗務員室はそもそも床が一段高くなっており運転台はさらに高くなっています。
0.5mm真鍮板で運転台床部分をユニットにして作成しました。
乗務員が落ちないようにテスリが設置されていたので0.4mm線で表現しました。イスは塗装後に設置します。
運転台ユニットはエコーのクハ103用を削ってそれらしくしましたが、メータークラスターが出っぱっているのはウソです。
しかし削りおとしてしまうのも残念なので残しました。また運転台窓から見えることを期待してスタフ立てを追加しました。

客室の仕切は車体にハンダ付けしていますがデッキ部分はハンダつけしてしまうと客用ドア窓の設置ができなくなるのでネジ止めにしました。

というわけで車体上回りは、やっと生地完成となりました。


デッキに仕切をつけたものの貫通ドア表現は省略したので、塗装表現でするしかありません。

エコーのサボ挿しを貼り付けました。
「くろしお」想定なので、サボ挿しはキハ82と同様の位置と組み合わせになっております。
またKATOのキハ80系と組み合わせる予定なので側面知らせ灯を省略するわけにゆきませんので0.8mmの穴をあけています。
アマドイ車端部分に落とし口の表現をしました。これもKATOを意識したものです。

常磐線型列車無線アンテナ台と配線跡です。アンテナは二つあったんですね。
アンテナ台は12mm四方の正方形に0.4mm線の脚を付けました。
その上の架台は0.5mm各線と3mm径のワッシャで表現しましたが少し径が小さいようです。
また半ガラベンチレーターはX氏からわけてもらったKATO ASSYパーツです。少し浮いて設置できるように屋根にスペーサーを貼っています。
そして車体スソですが、栓を0.8mm真鍮線で表現しました。
KATOのキハ80系はすべてキハ58のような栓を表現してあります。
キハ81はどうなっているのか実車写真を観察した結果、初期型80系のキハ81はスソの赤い塗装部分に小さな栓が二つづつ両側にありました。
これでKATO製品とつりあいがとれるでしょう。

アンテナ配線はこんなところから車内へ引き込んでいます。安易な改造ですね。
アマトイですが、客室部分の直線部と屋根が高くなっている部分では太さがことなりましたので0.8mm帯板と0.5mm帯板にして変化を付けました。
この丁度アマトイの太さが変化する場所(サボ挿しの右上)あたりに落とし口があるので表現しましたが、わかりませんね。

オデコ部分に水切りがあります。0.2mm帯板を立てました。
側面乗務員扉前の小窓と扉の間にアマドイ落とし口がありますので表現してみましたが写真からはちょっとわかりませんね。
スタフ立てはもう少し排気管に接近しているようです。ちょっと場所がちがいました。
いつもの真鍮キットなら乗務員ドア両側のてすりもハンダつけしてしまうのですが、さすがに特急の翼塗装が乗務員扉にも被さっているので、塗装後に接着剤で固定することにしました。

2009.08.02

先週、上回り生地完成と意味不明宣言をしておりました。
単に下回りが手付かずであっただけです。

KATOに合わせるので、台枠表現が必要です。なんちゃって・・・・・
ホントはどうでもよいのですが、床下機器を取り付けるのにどうしてもスペーサーが必要になるためこの際、台枠として1mm角線で表現しました。
このとき鉄道ピクトリアル・アーカイブス14「国鉄の気動車」最終ページのキハ81図面が参考になりました。


日光モデルのキハ28用を入手したのですが燃料タンクだけは加工しました。長さを詰めたので、いさみやのダイカスト用ハンダとフラックスが役に立ちました。

一番手前の謎の角丸なハコはパーツにないので自作しました。
他にエコーの手洗い排水管とトイレ流し管を追加しています。


後ろからです。


エアタンク周りは配管してみました。


KATOキハ80もラジエーターや機関予熱器まわりに配管が表現されていたので簡単に付けました。
これほぼ作業おわったので、いよいよ塗装です。