キハ81製作記録(阪鉄車輌)B

製作記録は私とX氏のものをそれぞれ独立して掲載します。

2009.06.28
4mmアングルから開閉リンク部分作成にトライです。

ボンネット開閉機構試作してみました。

上部リンクが4mm、下部リンクを10mmにしてみました。
これではボンネットの持ち上がり方が不足で、開いたとき車体に当たります。
それ以外に幅を32mmで作成したところネジのあたまが車体内側にひっかかるためセットできないことが判明しました。
苦労して作成したのですが、失敗、ボツ。残念。

気をとりなおして、今度は幅を1mmくらい詰めました。
リンクも上部リンクを6mm、下部リンクを10mmにしました。

リンクも車体に当たらないよう逃げを想定して、すべてL型にしました。
今度はイケそうです。ですがけっこうガタがあります。

エンドウのロストワックスの特急マークを固定してみましたが、少し大きいようです。
ほかにもパーツがないのでこのままとします。
列車愛称板ですが、洋白板から自作です。
裏にに2mmネジを取り付けて交換できるようにしました。
「くろしお」だけの予定でしたが「いなほ」にしてほしいというリクエストには、とりあえずこれで応えることができます。

やっとキハ81ぽい表情になってきました。
特急シンボルマークが傾いているようですねー、修正しよ。
正面のホーンカバーですが、再度作り直しました。

これが意外とデカく存在感を主張しているように感じましたので、ちょこっとオーバー気味にしてみました。
連結器部分の切り欠きですが、これは「5」相当です。「3」にするには少し埋め戻しが必要です。
埋め戻すなら、誰も模型化しない「6」にするという考えも湧いて来ました。

2009.07.05
ボンネット開閉リンク機構を装着します。実物通りだともっと華奢なものでしょうが、模型なので写真のようなゴツイものとなりました。
が、これが一筋縄でゆかずあちこち削ったりして、装着→調整→装着→調整→の繰り返しでした。
またリンク機構自体も真剣に作成したわりにはガタがあります。
0.05mmまで計測できるノギスを持っています。したがって工作精度は10倍の0.5mm程度ですかね・・・・がっかり。
というわけでガタついても安定するよう車体側開口部のうち側面部分は外板に裏打ちを行い、0.5mm程度出っ張らしてあります。
ボンネットはこれにかぶせるように閉めますので横方向はズレません。


ボンネット裏に台座を設け、これに2mm丸棒から作成したフック(かんたんに言うとパンタ鉤みたいな形状)を植えました。
車体側には鉤に引っかけてロックでき、かつ解放もできるように0.8mm真鍮線とりん青銅板で復元力を持たせたものを作成し固定します。
写真では黒いネジのところに0.8mmの真鍮板片をセットし、これでりん青銅板を押さえています。
この真鍮片の長さでりん青銅板の弾力を調整しています。
りん青銅板で鉤とバッチリ合うものを作るのですが、これが7コ作り直してやっとイイのができました。
エンジンルーム床板に穴をあけてこの真鍮線コの字型に曲げた2つの先を突き出してあり、スカート裏・連結器の両側に先を出してあります。
手前に引くとアンロックされてボンネットを開くことができます。
開けるとぐらぐらしますが、これで宝石箱のようにカチっと閉まるようになりました。

えらい時間かけましたが、たったこれだけのことなんですよね・・・・・。


ボンネットの重さで閉じてしまうので、実物どおりにつっかい棒が必要ですね。
エンジンルーム内に少し見えるチャンネルはDMH17Gを載せる台にします。


ライトケースの排気管の位置が、後ろ過ぎたので修正しました。
実物写真を詳細に観察すると排気管も斜めに突き出しているので傾けました。
また屋上のラジエーターファンダクトですがKATOのキハ82ではファンを表現しているんですね。
タニカワキットオリジナルのプラパーツではどうも見劣りします。

穴あけして自作しました。イマイチ真円でないようですが・・・。
ファンは113系AU75でやったパワーポイントファンの予定です。
このキハ81は「くろしお」時代の末期の姿なのでAU14を乗務員室に載せます。
さて、この後はH5師匠にもご意見をうかがったスリット(もどき)工作ですが、難題です。