キハ81製作記録(阪鉄車輌)A

製作記録は私とX氏のものをそれぞれ独立して掲載します。

2009.06.14つづき

ボンネット組みました。
この部分の作業が一番大変だと想像しており、うわさの難物とはまさにこのことだと思っておりました。
ところが意外とカンタンでした。
「タニカワのキットは合いがよい」とまでは言いませんけど合わせ方がわかれば大したことはありませんでした。
ただし、ボンネットサイドカバーは左右対称を意識して、それなりに削る必要はあります。

お気づきのとおりボンネットと車体とはまだ固定していません。
先にボンネット本体に、両サイドのカバーを正確に粘着テープなどで仮固定し、その間にボンネットが入るようにして合わせます。
このときボンネット先端の下端を削って実車と同じように、車体にかぶさるようします。
ボンネット両サイドは慎重に固定しても車体側面と断面は合いませんが、ボンネットにハンダ付け後に指で少しづつ拡げるようにすれば車体断面に形が合ってきます。
するとボンネットを車体にハンダ付けしなくてもキレーに乗っかるようになります。

まぁまぁの精度で車体に乗ったボンネット。
このまま、固定したくないな〜と思ってきました。

こういうことしたりして・・・・・。

2009.06.21

スカートです。いさみやの図面にあわせて側面をかなり絞りました。
連結器穴はキハ81 5のつもりで開けましたがちょっとカタチがちがうようです。
キットの組立て手順ではボンネット底板にスカート受け板の二枚を先に貼り合わせるよう指示されていますが、この手順を無視していたためスカート受け板の内側をくりぬいてハンダ付けの熱で車体側のボンネット下部がバラケない対策としました。

車体に組み合わせると正面部分が、族車のフロントエアダムのようです。
ちょっとスピード感ありすぎです。失敗。

スカートは車体と別ピースにすることにしてボンネット周りスソは0.5mm真鍮板で作成しました。

ライトケースです。
キットのまま組むとED72の初期型みたいなライトケースになってしまいますので、できるだけキハ81のケースに似せるようにしました。
そしてシールドビームのライトのふちは妙なカタチをしています。何か涙みたいな形状で他のどんな車輌にもないヘンなカタチです。
真鍮パイプに0.3mm真鍮線をまきつけて表現してみました。

乗務員扉は内貼りでサッシを表現するようになっていますが、アルミサッシをあとから色さしする自信がないので洋白板であとからはめ込むようにしました。

タブレットキャッチャー使用時の保護棒が乗務員扉に6本ありましたので、0.2真鍮線で表現しました。
0.3mmで24コ穴をあけるのですが3コあけたところで歯を折りました。穴1コあたり約20円ですね。

ヘッドライトケースの両側にある赤色シ−ルドビーム灯は明らかにテールライトより径が大きいのでキット添付パーツは使用しませんでした。
実車はメッキのリングがあったことからエコーのメッキされたシールドビームパーツを利用することを考え、3.0mm外・2.6mm内のパイプを使用しました。
運転室内に排気管も設置しました。ホーンカバーは自作です。
スカートはキットのオリジナル形状に近くもどし車体スソの内側にハンダ付けしました。
スソとの段差が少しでも少なくなるようスソと重なる部分は厚みを削っております。

ライトケースはオデコ形状とカタチが合わず固定とスキマ埋めにえらい難儀しました。
結局、形状的には実車と少し異なってしまいました。
ライトケースを貫通した排気管はワッシャで表現するようになっていますが、中心にパイプを植えました。
また側面ラジエーターグリルに洋白板でふちをつけたのですが少しオーバースケールのようです。

まだボンネットは固定していません。
ボンネットを開閉できるようにする妄想が湧いてきました。
しかし単純なヒンジだけでは、ひっかかってスムースな開閉ができそうにないので、考えました。

リンクの長さが異なるものを2本使用すると、単純な円運動でなくなり、ボンネット根元の上端が車体にひっかからず開閉できそうです。
が、ここまで工作精度高くできるのか・・・・・