キハ26(その3)
タブレットキャッチャーは単線区間運用の多い気動車の必須アイテムです。
しかし急行型気動車はその塗り分け線との干渉を考慮して塗装前の取り付けを躊躇してしまいます。
キハ55系の助士席側はキハ20系やキハ58系のパノラミックも同様にタブレットキャッチャー取り付け座が車体鋼体より前方にはみ出して取り付けられています。
これはデザイン的にはカッコ悪いのですが、気動車の特徴なので表現します。
タブレットキャッチャー取り付け強度を考えると特に助士席側はハンダ付けしたくなります。
悩んだのですが、マスキングするときに悩むことにしてハンダ付けしてしまいました。
少しピンボケですが左上はエンドウが気動車用として販売しているタブレットキャッチャーです。
左下は昔ニワモケイが販売していたタブレット受(本州タイプ)です。
どうもニワのものは少しオーバースケールのようです。しかしエンドウのものは取り付け台座がチャンネル状になっています。
気動車の乗務員室付近に固定されているタブレットキャッチャー台座はすべて平板のはずなので、なんかヘンです。
想像ですが、エンドウの気動車用タブレットキャッチャーは本来DD51やDE10などセンターキャブ機関車用のものではないかと思います。
センターキャブ機関車は側面にタブレットキャッチャーは1コしかなく、走行方向によりタブレットキャッチャーを台座ごと180度回転させます。
(1980年ころ姫路にて)
上の写真ではDE101130のDE10の0の上あたりに軸があります。1130の0の上方にタブレットキャッチャーを反転させたときの支えのでっぱりが見えます。
したがって台座は強度上チャンネル状になっていると考えます。
気動車はタブレットキャッチャーを180度ひっくりかえしたりしないので台座は平板です。
というわけでエンドウのタブレットキャッチャーは右上のようにヤスリでこのチャンネル立ち上がり部分を削りました。
バス窓2618と26138でタブレットキャッチャー取り付け位置高さを変えています。
また2618は乗務員ドア脇の手すりが長いため、納まりのよい小さいエンドウのパーツを使用しています。
タブレット受け時の客用ドア窓保護さんを作成します。
福フチ車の写真を見ると縦6本でしたので0.3mm線を6本1mm間隔で並べました。
いさみやの方眼紙が役に立ちます。
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やはりこれがないと気動車らしくないですね
車側表示灯
キハ2618の表示灯は旧型国電タイプのパーツを使用しましたが新しい100代については適当なパーツが無く悩んでおりました。
わたくしも、ご多聞にもれずKATOのキハ82系を購入しておりました。
大変よく出来た製品でこれに在庫キットのキハ81をくっつけて往年の「くろしお」を再現したいと妄想は膨らむのですが・・・・
このキハ82系の側灯は透明赤の別パーツを自分で取り付けることになっています。
片面で3コなので8連で46コ(キハ82だけ1コ少ない)作業しなければならず、これが嫌で長期放置していました。
今回このKATOの余剰パーツを利用することにしました。このためパーツの余剰分を確定させるため突然のキハ82登場となりました。
何個か紛失しながら作業が終わりました。
ちょっと飛び出すぎですが、よしとします。
社内放送用ジャンパーケーブルにエンドウパーツを付けました少しケーブルが短かかったようです。
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キハ26138+キハ2618+キハ26210+キハ26414
これでようやく生地完成としました。来週には塗装できるかな〜。
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