京阪神・東海道本線113系快速作成記録・その10

4.塗装
4.1.小パーツなど

ようやく塗装の工程です。
この土日はあいにく雨模様で、本来塗装してはいけない天候でしたが、日程の関係もあったので少ししてしまいました。


いつも下回りから塗装開始するのですが、これは塗装ではありません。黒染めです。
クハ111−700のスノープロウなんですが、塗装でもよいのですが走行中に接触して塗装がはげてしまうかもしれませんので黒染めしました。
また在庫の関係でTR62一輌ぶんだけプレーン軸受でしたので通電を考慮し黒染めしましたが、どうも染め上がりがキタナイです。

小物類なら雨でもまぁいいだろうと塗装することにしました。
12輌にもなるとベンチレーターの数もたくさんあり塗装の準備にも時間がかかります。
KSの押込みベンチレーターやエンドウのAU12を爪楊枝の先につけて浮かしたのは下からも塗っておきたかったからです。
爪楊枝で支えることができなかったフクシマのグロベンやエンドウのベンチレーターは帯状の厚紙に載せて浮かせました。

マッハのつや消しの気動車屋根用の明るいグレーで塗りました。

ホロも同じグレーで塗装しました。ホロのうち下り側クハの正面に設置するもの(右の3コ)はヤスリで削って厚みを薄くしています。


AU75も塗装しました。鋼板製キセのAU75は新しいうちはちょっと濃い目のグレーであったように思いましたので、ベンチレーターなどに使用したつや消しの明るいグレーではなくディーゼル機関車車体用のつやありグレーで塗装しました。
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塗装前に耐水ペーパーで結構磨いたのですが、拡大するとやはりダイキャストの肌荒れが目立ちます。
つや消しで塗ればよかった・・・・。
それ以上にメッシュの目つまりがめだちます。
この目つまりは塗膜によるものではなく、ハンダ・瞬間接着剤によるものですのでカンタンに抜けません。
黒でスミ入れでもしてゴマカスしかないです。


4.2.下回り
このところ雨が多いのですが、雨の間隙をねらって塗装をします。
いさみやの新製品カラープライマーを使用します。
黒は無彩色なので本当はカラーではありませんが・・・、これをプライマーとして塗装します。
このままで仕上がりも悪くないので下回りはプライマーのみでラッカーの黒は塗装しません。

部品類です。台車も何もかもバラすのが大変でした。右手前はMGですが丸いかたちをしておりそのままですと吹きこぼしの可能性があるのでバラして塗装することにしました。

きれいに塗れました。

台車も上品なつや消しとなりました。

クハ111の水タンクはFRP製でたぶん黒なのですが、アクセントに濃いグレーを塗りました。
113系のページを眺めていますと、0番代モハの高速度遮断器のアークシュート部分はなぜか銀色に塗られているようなのでマスキングして銀を吹きました。
同じくモハ112−2000番代のMGのグリルもシルバーで目立つようですので塗り分けました。

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車輪は数が多かったのですが一個一個中性洗剤で洗い、踏面をマスキングゾルでマスキングしました。
ただしMPギアの車輪はグリスがこってり付いていたので洗いませんでした。
いさみやのカラープライマーは食いつきが良いようでマスキングを剥がす際タイヤ部分の塗膜がほとんど剥げませんでした。

モハの下回り・山側です。上からモハ112・2000/0'/0、モハ113・2000/0'/0です。0の遮断器アークシュート目立ちすぎですね。

モハの下回り・海側です。上からモハ112・2000/0'/0、モハ113・2000/0'/0です。2000のMGグリルが光ってしまいました。

クハ・サロ下回り山側です。上からサロ110、クハ111・0'/0、クハ111・2000/700/0です。

クハ・サロ下回り海側です。上からサロ110、クハ111・0'/0、クハ111・2000/700/0です。

想定している編成の順に並べてみました。一番上が姫路向きクハで一番下が米原向きのクハです。
クハ(700)・モハユニット(0)・サロ・クハ(0)・モハユニット(2000)・クハ(0')・クハ(2000)・モハユニット(0')・クハ(0)の順になっています。
クハ突き合わせ部分以外はカツミのエースカプラーを採用しました。

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