京阪神・東海道本線113系快速作成記録・その9

3.2.床下機器
エンドウの113系電車用床下パーツを利用することにしました。
クハ111用を6コ、モハ112用を3コ、モハ113用を3コ入手しようとしたところ揃いません。
立川のエンドウまで行くのは大変です・・・・目黒の駅から遠いけどカツミに行ってみるとありましたっ。

入手したはよいが、ホワイトメタルパーツを位置決めし台座に穴あけ・ネジ止め、という単純な作業が輌数が多いためこれまた重いです・・・・。
クハ111・サロ110
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なんとかクハ111のうち4両分だけ組み立てました。
左から上り0’番・下り700番・下り2000番・下り0番です。上り下りでコンプレッサーの有無のちがいは当然ですが、それぞれ少しずつ違います。
特に700番台・謎のハコは真鍮で自作しました。クモユ141にも同様のハコがありましたが、ブレーキ制御系の装置を覆うカバーではないかと思います。このあたりが耐寒耐雪装備なんでしょうか。
水タンクの前にはエコーの検水レバーを取り付けました。床下水タンクのある車輌には必ずついていますね。
クハ111はもう1両あるのですが、これはグロベンタイプの初期車で水タンクの形状が上のようなFRPタイプでないように思っており確認中です。

その後、初期型のクハも水タンクはFRPのものに換装されていることが判明しました。
ということで以下のようになりました。

ちょっと広角で歪曲してしまいました。
上から、下りクハ0番代・2000番代・700番代です。
シルエット的に目立ちそうなエアタンクからの配管などは少しだけそれらしく追加しました。

こちらは上からサロ110・上りクハ0番代・0’番代です。
シルエット的に目立つので、クハにはいずれもエコーのATS車上子を追加しました。

正面床下にジャンパー栓と上り方向クハにはジャンパーケーブルを0.4mm線で作成しました。
0番代のスカート側面側形状が気になっていたのですが整形しました。
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アゴ部分を細くなるよう切り落としました。二両で微妙にかたちが異なるような気もしますね。

引通管配管
実はこれがけっこうめんどうなんですね・・・
クハに取り掛かってみました。

マッハの2穴割りピンを使用して上を0.4mm線、下を0.5mm線で表現してみました。
上段がほとんど見えない・・・・・。

サロにも付けましたが、サロは台車部分も含めて車端からまっすぐ配管されているため、端部で複雑におり曲がっている部分も一つながりでの真鍮線で表現しました。
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こちらはモハと連結する妻面なので連結器胴受けは略です。
サロはこれで、ほぼ生地完成です。

クハの連結面にも配管しました。
いまいち揃わないですね。要修正です。


正面連結器を取り付けました。また連結器胴受け右にある空気配管を追加しました。
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上り側クハにも配管を追加しました。スカート上の大きく斜めに突き出しているものもあり目立ちます。

モハ112・モハ113

モハ112−0と0’です。コンプレッサーの位置などいろいろ配置が異なります。
特に0番代は高速断流器の形状が異なり、エコーのCS10用のものを切り継いで作成しました。
112−2000に手をつけようとしたところ、これが従来とかなりちがうことが判明しました。
特にブレーキ関係の制御系のものが大きなユニットになっております。
実際にパ−ツとして市販されているのかどうかわかりませんでしたので自作しました。

余っていた0.8mm厚・真鍮板から天板・底板を切りだしました。
大小のタンクがのぞいている変形六角形穴部分も0.8mm厚・真鍮板から切り出しました。
タンクは挽モノパーツを中に収めます。
上のほうにある大きいほうのタンクはネジ穴があったことと、塗装を考慮しネジで固定することにしました。
ホワイトメタルは0’の機器からヒンジ表現のあるハコを適当に選びました。
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よくよく調べると2000番台はクハにも同じユニットがありましたので、大急ぎでもう1個自作しました。
手持ちに小さいタンクがなかったため日光モデルの小型タンクを整形して利用しました。
今回、TOMIXの113系製品も参考にさせていただきました。
TOMIXのレリーフ状表現に対し、自作したパーツはデキはイマイチですが立体感があります。
床下機器ベースには2mmネジで固定することにしました。
この真鍮・ホワイトメタルのコンポジットユニット板厚もあったせいか結構ずっしりした部品になってしまいました。

2000番代のMGのダクト部分の形状はそれまでのもの(十文字枠にメッシュ)とは異なるようです。
0.4mm真鍮線をならべそれに枠をかぶせてグリルっぽくしてみました。

手前から0番代・0’番代・2000番代です。微妙の変化しております。
台座中央は床板を車体に固定するねじが干渉するため切り欠きました。

上の写真の反対むきです。


これはモハ113です。2両はMP化するので二分割されています。
MPギア使用を前提として設計された部品のようで制御機も抵抗器も厚みが薄いのが少し気になります
手前から200番代・0番代・0’番代です。
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上の写真の反対むきです。
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モハにもなんとか配管できました。
MP車とT車で高さがちがいますね。調整が必要なようです。


車体スソのロープ掛け用フックのパーツです。
ムカシ、ピノチオ製があったようですがもう入手できないのであきらめていたのですが、師匠がいいのを企画してくれていました。
よくできております。
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ちょいとピンボケですが、こんなかんじでなかなかよいでしゅ。

次は塗装開始