京阪神・東海道本線113系快速作成記録・その4_2

2-1-7.縦ドイ
連結面の縦ドイはキット添付の帯板を貼り付けようと思っていましたが、再度脚をつけて浮かせてみることにしました。

いさみやの車体方眼紙に両面テープを貼り付け、方眼をしようして平行に帯板を並べました。
これに脚を0.3mm真鍮線を貼り付け、削ることにて表現します。

0.3mm真鍮線をはりつけスノコ状になりましたが、これをバラバラにして一個一個仕上げます。
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一応厚みが0.8mmになるようにしましたがかなりバラツキがあるようです。


2-1-8.AU75

作業ではありませんが冷房装置AU75を吟味しました。

実物写真を調べると、一口にAU75といっても種類がいろいろあることがわかりました。
国電ファンなら常識なのかもしれないのですが、私知りませんでした。
型式として以下のものが113に搭載されていたようです。
 AU75BM(三菱電機製)   どうも一番多数派らしい
 AU75BH(日立製作所製)  冷却ファンメッシュ部分が四角形で特徴がある
 AU75BS(東芝電機製)   数は少ないがラジエーター部分の形状が異なる
模型パーツは三菱電機のAU75BMを模型化したものが製品化されています。
後年JR化以降に登場したステンレスキセのAU75G系もM・H・Sがあるようですがキセの形状は同じようです。

実物の何番台はMだHだというのはなく、そのとき載せることができるものを載せているようです。
また車輌整備にて結構載せかえもしておるようです。
普段利用する南武線の205系を眺めてみますと、AU75G2M, AU75G2M, AU75G2S, AU75G2H, AU75G2M, AU75G2Hというような具合で同じMM’ユニットでも異なるモデルを積んでいました。
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左がエンドウ製、右がKSキット添付のもの。どちらもAU75BMがプロトタイプのようです。
ファン穴両側のラジエーターグリルの表現と6コのフック穴がキット添付のものは妙なのです。
エンドウは表現はまぁまぁですがダイカストの地肌の荒れが気になります。
Nゲージではファンまで表現されていたりするのに16番で、そこまで表現しているものはないようです。
何しろ8コもありますから今後どうするか要検討です。

その後、いきなりAU75のファングリルを抜いてしまいました。試作ということで1コだけですけど。
いさみやの広告に気になるパーツもあり、試しに買ってみました。
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うらからファンパーツをテープで仮止めしてみました。
ちょっとクーラーキセの肉厚が気になりますが、やっぱしファンが見えるのはよいですね〜
こうなるとKSオリジナルのAU75は却下です。


このようなモノを作成しました。AU75ファン穴と同じ径で同じ厚みの真鍮板で、AU75並にカーブをつけて曲げました。
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これをジグにしてAU75ファン穴のぴったりの輪を作ってみることにしました。


作ってみました。ハンダつけが厳しい・・・・・。


はめると、こんな感じです。ちょっと帯板で作った輪が目立つような・・・塗装した結果に期待したいところです。
問題はファンです。

ファンを造形するのはさすがに厳しかったのと、メッシュ越しにしか見えないのでパワーポイントで自作しました〜。

エンドウAU75のファン部分をくりぬくと、取り付け用の脚がなくなってしまいます。
裏から2×5×2チャンネルから作った脚を接着して屋根にはネジで固定することにしました。

どうでしょう?なんとかイケてますでしょうか?
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裏はこんな具合です。

2-1-9.正面サン板
正面サン板はエコーの半流国電用を流用するつもりでしたが、どうも印象がちがいます。

上の写真は前作のクハ66ですが、エコーの半流国電用を流用しています。ちょっと実物とちがいます。
いさみやのホワイトメタルパーツ・ホロワクつきサン板(サン板つきホロワク)からサン板を切り取ることも考えましたが、どうもカタチがちがいます。
てなわけで自作しました。
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0.1mm洋白板から切り出し0.8mm巾0.2厚の帯板をコの字形に曲げたものを貼り付けました。
単純なモノですが小さいのでなかなかカタチがそろいません。写真に撮ると不ぞろいぶりがはっきりしますねー。
一応中央にサン板止めも表現し0.3mmの穴を開けています。車体取り付けにこの穴を利用してみます。

どうも品質的にイマイちなので作りなおしました。
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さきに六角形に切り出しあとからヒンジを固定するように作業順を変更しました。少しカタチがそろったようです。

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