■ 多摩川スイミングスクール  歴史博物写真館 

■1968年(昭和44年4月)月間「とびうお」5月号に掲載された写真等です■


昭和41年12月オープンで、この写真の多摩川の土手で馬とびしてるのはオープンが待ち遠しくてプールは建設中で、申し込んできた会員さんに多摩川沿いで土手を走ったり体操をしていた頃のものです。日曜日には東大プールにヘルパーもって行って泳がせました。




1967年
昭和42年 4月22日

多摩川スイミングスクール

■■ オープン記念式典 ■■

多摩川スイミングスクールの歴史が始まった記念すべき日の写真ですです。
紅白の前で祝辞を述べているのは、「フジヤマのとびうお」古橋広之進氏、現水連名誉会長です。
伊藤園長先生お気に入りの壁画も披露するため、急いで幕をはずしたのが、この下の写真です





 【古橋広之進】1948年、日本選手権で日本大学在学中の古橋さん1,500m自由形で18370の世界新記録を樹立。ロサンゼルスの全米選手権に招待され、400m800m1,500m自由形、800mリレーの4種目に世界新記録で優勝、全米の新聞に
「フジヤマのとびうお」
と、紹介されました。現役中に更新した世界記録は33回。
多摩川スイミングスクールの、ロゴマーク「とびうお」は、この事からついたものです





多摩川スイミングの入り口、まだジャリ道だったのですね。
この頃、多摩川の土手には、菜の花畑がいっぱいで、牛が放されていました。
駐車している車が、何とも時代を感じさせますね。




会費は週3回2,000円だったかな・・・週2回、週1回の練習なんて有りませんでした。
日曜日だけは有ったかな・・・でも、みんな週3回来るので、すぐ上手になって幼稚園児でも平泳ぎで大会にでていました!!




多摩川スイミングの入り口です。左上に「T.S.S.サービス:コーナー」の文字がみえますね・・・
耳栓を売っていたり、多摩川スイミングのロゴ入りジャージやバッグ、みんな当たり前の様に持っていましたし
多摩川スイミングのロゴ入りグッズを持っていると、どこへ行っても、一目置かれました。

また、多摩川スイミングスクールのカラーはエンジ色で、この色は早稲田大学・水泳部出身の「波多野 勲」氏が
そのまま多摩川スイミングスクールのカラーにしたのが理由です。




いつの時代も子供の姿を見る親の表情は変りませんね!!児童コースの練習を見守っているのでしょうけれど、心配そうですね・・
後ろの見えている「1000」「2008」は、今で言う「記録掲示板」です!コース毎の上に有るでしょ、そこに泳いだ選手のタイムを
ご父兄がタイマー(計時)になって、上からストップウォッチで計って直ちにタイムを差し込みます。




体操場です。鏡が2面しか有りませんね・・・子供達の表情は昔も今も変わっていませんね、 さて体操が終ったらプールだよ!




体操場脇の階段を降りると、足洗い場につかってシャワー浴びてヘルパーを付けます。
ヘルパー3個、2個、1個、無しと、レベルが決められていて、ヘルパーの数が少なくなるに連れて上達組に上がって生きました。
ヘルパー1個から、無しになって泳いだ時は補助車を外された自転車をこいでいるようですごく怖かったですね。
でも、そんな時はコーチ達が優しく導いてくれました。




まだこの頃は、スイミング:キャップという物は無かったので、男の子はこのまま泳いでいました。
特に女の子を見て下さい。あれこそ「スイミングキャップ」のルーツです。ゴーグルなんて物は存在しなかったので、
練習途中、塩素で目が赤くなり痛くて「ほう酸」で目を洗いながら練習していました。




お正月のお祝いの写真です(昭和44年(1969年)頃)




2階ギャラリー壁にTSS新記録版を作り毎週、日曜日にTSS記録会を行い書き換えていました。
進級テストに合格すると「とびうお」のワッペンをもらえ、水着にに縫いつけていました。




1967年  昭和42年

■■  沖 縄 ■■   




昭和42年、夏休みにTSS単独で飛行機をチャーターして、子供70人大人50人位いで沖縄の米軍基地に行き
【日米親善水泳大会】をやりました。
当時の沖縄は、まだアメリカ合衆国なので、全員パスポートを持って行きました。

「将来、子供が大人になるころは国際化が進み外国人を恐れている時代ではなくなるから、子供のうちから慣れておく事が良い」
と1軒づつ説得して廻りました・・・父親がとても共感してくれて、25メートル以上泳げる子供とその親が集まってくれました。

参加費、1人、45,000円(当時,コーチの、1ケ月のお給料が、大体25,000円)
本当に子供たちは、立派で、ものおじしないで感心しました。
6歳〜中学生で、引率は、監督1人とコーチ2人だけですが、中学生がみんなをよくまとめてくれました。




花束をもっているのが「多摩川スイミングスクール」創立者の伊藤園長先生(画面左)
画面右が
波多野 勲氏。