JR料金制度 乗り継ぎ割引
本州と北海道
《適用条件》
本州内(東北本線または奥羽本線経由)の特急列車と津軽海峡線または函館本線を経由する特急・急行列車とを乗り継ぐ場合
津軽海峡線または函館本線を経由する特急・急行列車の特急料金、急行料金、指定席料金が半額になります。
青森駅、函館駅、五稜郭駅を乗継駅とする。
ただし、はじめに乗る列車の乗車日かまたはその翌日に乗り継ぐ場合に限ります。
では、具体例をあげて説明していきましょう。
なお、例にあげている料金は、おとな通常期のものです。
(例1)八戸から函館駅にて乗り換えて札幌まで行く場合
八戸──────── |
函館 | ────────札幌 |
|||
特急「スーパー白鳥」 | 【乗り継ぎ駅】 | 特急「スーパー北斗」 | |||
営業キロ | (256.4キロ) | (318.7キロ) | |||
経由 | 東北本線・津軽海峡線 | 函館本線・室蘭本線・千歳線 | |||
B特急料金 | A特急料金 | 合計 | |||
割引前の料金 | 2,400円 | 3,030円 | 5,430円 | ||
割引後の料金 | 2,400円 | 〈割引対象〉1,510円 | 3,910円 | [差額1,520円] |
八戸から乗る列車の乗車当日かその翌日に【乗り継ぎ駅(函館もしくは五稜郭駅)】で乗り継ぐ場合に限ります。
この場合、〈割引対象〉は函館〜札幌間となります。料金の計算方法は\3,030÷2(半額)=1,515→\1,510(10円単位に切捨て)
(例2)東北新幹線から乗り継ぎで八戸から函館駅にて乗り換えて札幌まで行く場合
《新幹線と在来線の乗り継ぎ割引との重複》
仙台──────── | 八戸 |
──────── |
函館 | ────────札幌 |
|||
新幹線「はやて」 |
【乗り継ぎ駅】 | 特急「スーパー白鳥」 | 【乗り継ぎ駅】 | 特急「スーパー北斗」 | |||
営業キロ | (256.4キロ) | (318.7キロ) | |||||
経由 | 東北新幹線 |
東北本線・津軽海峡線 | 函館本線・室蘭本線・千歳線 | ||||
新幹線特急料金 |
B特急料金 | A特急料金 | 合計 | ||||
割引前の料金 | 3,880円 |
2,400円 | 3,030円 | 9,310円 | |||
割引後の料金 | 3,880円 |
〈割引対象〉1,200円 | 〈割引対象〉1,510円 | 6,590円 | [差額2,720円] |
八戸〜函館間の割引は、仙台から乗る新幹線の乗車当日に【乗り継ぎ駅(八戸駅)】で乗り継ぐ場合に限ります。
函館〜札幌間は(例1)と同じ条件です。
(例3)秋田から青森駅と函館駅にて乗り換えて札幌まで行く場合
秋田────── | 青森 | ──────── | 函館 | ────────札幌 |
|||
特急「かもしか」 | 【乗り継ぎ駅】 | 特急「スーパー白鳥」 | 特急「スーパー北斗」 | ||||
営業キロ | (185.8キロ) | (160.4キロ) | (318.7キロ) | ||||
経由 | 奥羽本線 | 津軽海峡線 | 函館本線・室蘭本線・千歳線 | ||||
B特急料金 | B特急料金 | A特急料金 | 合計 | ||||
割引前の料金 | 2,190円 | 2,190円 | 3,030円 | 7,410円 | |||
割引後の料金 | 2,190円 | 〈割引対象〉1,090円 | 3,030円 | 6,310円 | [差額1,100円] |
秋田から乗る列車の乗車当日かその翌日に【乗り継ぎ駅(青森駅)】で乗り継ぐ場合に限ります。
この場合、〈割引対象〉は青森〜函館間となります。料金の計算方法は\2,190÷2(半額)=1,095→\1,090(10円単位に切捨て)